35歳でガンになるなんて

35歳で大腸がんステージ4。生きた証をここに残します。

抗がん剤の副作用、自分は大丈夫だと思っていた。

私の大腸がんはステージ2のハイリスクと診断され、CAPOXという抗がん剤で術後の化学療法をすることになりました。

点滴と飲み薬という組み合わせでした。

 

3週間に1回点滴をし、それから2週間は飲み薬、残り1週間は何もなしというサイクルを4回行うというものでした。

 

最初の1回は副反応を確認する為に入院するよう言われましたが、2回目からは通院で対応する予定でした。

 

事前に抗がん剤の副作用について説明がありました。吐き気や手足の痺れ、脱毛など。

 

脱毛かぁ…

今までそれなりに良いシャンプーを使い、避けてきたわけですが、覚悟を決める時が来たようです。

 

それでも医師が言うには今回の抗がん剤は脱毛はし難いし、抗がん剤治療が終わればまた生えてくるとのこと。信じて良いのか…

 

俺の毛根よ耐えてくれ!

 

 

それと精子凍結をしていました。

これはもし抗がん剤の影響で生殖機能になんらかの障害が出た時のリスクを考えて、医者からも勧められました。もう少し早く子作りをしていればなぁと少し後悔しています。

 

ガンがわかる前の妊娠と分かってからの妊娠は別物です。生まれてくる子のことを考えた時にどちらが幸せなのか、しかも隣に父親がいないとしたら…わざわざそのような状況に子供を追いやる親が何処にいるんだと…

今も病院には私の精子が眠っています。

 

 

そして抗がん剤の1クール目が始まりました。

昼から始めると言われたので余裕でコンビニで買った麻婆丼とか食ってから病室に戻りました。

 

いざ始まると血管が痛い、、、点滴が流れてるところなんだろう。。。

あと、冷たいものを持つと手先が痛い。

でも身動き取れない以外はそれほど体調に変化はないかな。

 

やれるやれる。

 

これなら仕事しながらでもできたかな?

自分の代わりに忙しく働いている同僚を思いながら、少し申し訳ない気持ちでしたが、「代わって欲しいか?」と聞かれると全員首を横に振るのは分かっているので有り難くこの事実を受け入れました。

 

しかしこの夜、麻婆丼を全て嘔吐し、水すら受け付けない体になるのでした。